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労働事情

雇用情勢

ビジネス上の付き合い方

フィリピン人は陽気で人懐っこいことで知られているが、同時にプライドが高い民族でもあります。人前でフィリピン人を叱らないなど、ビジネス上でも配慮が必要だといえます。

 

・フィリピンでは、家族、親族、地域レベルでの互助の精神が強く残っているため、大勢で事業を行うに当たっても、従業員が相互に協力することに秀でています。

・年長者への強い敬意を払い、上位者の指示を忠実に履行するので、フィリピンの工場立上は通常、ほぼ当初の計画を達成しています。しかし上位者に提案をし、積極的な成果を生むために自発的に何かをすることは少ないです。

・一方、上位者は下位の者に対して様々な支援をすることが期待されています。冠婚葬祭はもとより、子どもの教育費の支援や医療費の補助など、様々な機会で支援が求められます。

・何らかの問題が発生した場合、自己を守るため全面的に他者に責任を転嫁する傾向があります。

・フィリピン人は誇り高い民族なので、プライドを傷つけると、殺傷沙汰や労働争議に発展することもあります。誇りは責任感の源泉なので、それを上手に生かしながら対処していくことが不可欠です。

人件費

従業員の採用においては、職位に基づく給与の決定がなされます。フィリピンでは、基本給は企業業績の悪化などの法定事由がなければ減額することができないため、基本給は最低賃金をベースとし、昇進に伴う給与増は役職給で対処することが望ましいといえます。

 

フィリピンでは、1989年から地域ごと、また産業別に法定最低賃金が定められています。

マニラ首都圏の2014年1月からの1日当たりの最低賃金は以下のとおりです。造業等での就業においては、初任給は最低賃金が一般的です。

 

 

最低賃金

非農業セクター

      466

農業セクター

      429

従業員15名以下のサービス業

      419

正社員10名以下の製造業

      419

(出所: 労働雇用省国家賃金生産性委員会 http://www.nwpc.dole.gov.ph/)

次に、フィリピンにおける日系企業の月給賃金水準を職種別にまとめてみます。

 

製造業

職種

賃金(月給)

ワーカー(一般工職)

  11,762ペソ

エンジニア(中堅技術者)

  18,556ペソ

中間管理職(課長クラス)

   38,659ペソ

 

非製造業

職種

   賃金(月給)

スタッフ(一般職)

   21,137ペソ

マネージャー(課長クラス)

   48,208ペソ

店舗スタッフ(アパレル)

   11,611ペソ

店舗スタッフ(飲食)

11,611ペソ

(出所: 在アジア・オセアニア日系企業活動調査)

 

賃金は月に2回(15日と末日)、もしくは2週間に1回(16日以内の間隔)で、従業員に直接金銭で支払うことが原則となっており、銀行振り込みや小切手による支払が慣例です。また、上記の他に、「13カ月給与法」によって、雇用者は1月から12月の間に実際に支払われた基本給の12分の1の額を「13カ月給与」として支払う必要があります。